キリスト教について

1. 教 典


キリスト教の教典は「聖書」です。
聖書は、旧約聖書(39巻)と新約聖書(27巻)の二部から構成されて、合わせて66巻からなる書物です。

旧約聖書は、紀元前1400年頃から約1000年間にわたって、神とイスラエル民族との歴史、救い主なるメシヤ(イエス・キリスト)の到来の約束、さらに未来の預言を描いた書物です。
おもにヘブル語とアラム語で書かれて、その一部はユダヤ教やイスラム教の経典ともなっています。

新約聖書は、紀元1世紀の中頃から書かれています。
その内容は、イエス・キリストの誕生から復活までの33年半の生涯や、キリストとしての教え、教会の誕生と発展、やがて来る未来の預言などが記されています。

聖書はクリスチャン、そうではない人にも親しまれており、永遠のベストセラーと言われてどの書籍よりも多くの人々に読まれています。
また、自国の言葉で読めるように2,300以上の言語に翻訳されて、人類に励ましと慰めを与え続けている書物なのです。

2. もっとも大切なメッセージ


キリスト教は「愛の宗教」と言われます。その「愛」とは具体的にどういうことなのでしょうか?

聖書によると、神様が最初の人間アダムとエバを創造されて、その夫婦から子孫が増えて人間社会が形成されていきました。神の愛によって人は命を楽しむことができるようになったのです。人は創造者なる神様に従う者であるべきなのに、食べてはいけないと命じられた「善悪の知識の木」の実を、アダムとエバは食べて神に敵対する者となってしまったのです。
これを「原罪」といいます。
人は生まれながらに罪ある者として人生を歩むことになりました。
罪をもっている者は裁かれなければなりません。人は堕落してしまったゆえに、死をむかえ、義なる神の裁きを受け、そして地獄へ行かなければならない存在となったのです。しかし、愛の神はそのような罪ある人間を救いたいと願いから、たったひとつの救いの道を差しのべてくださいました。

それが「イエス・キリストの十字架と復活」なのです。

神様であるイエス・キリストは自らこの地上に来られました。そして、真の神と救いの道について人々に語られたのです。33年半の人生を歩まれて、その最後は死刑でした。当時のもっとも残酷な刑であった十字架刑。
私たち一人ひとりの罪をあがなうために身代わりとなって罰を受けてくださったのです。
ここに神の愛が示されたのです。たしかにイエス・キリストは死にましたが、神の力によって三日目によみがえられたのです。
これは実際に起きた出来事であり事実であり奇蹟なのです。

3. 教 会


現在もイエス・キリストを信じる人は世界中で増加しています。ある統計では23億人を超えるクリスチャンがいるとのことです。クリスチャンたちは、自分のような罪人を神様は愛しておられ、赦してくださり、天国へつれて行かれることを喜んでいます。毎週日曜日に集まり礼拝を心からささげているのです。この神様に礼拝をささげることが、クリスチャンの信仰生活の中でもっとも大切なことなのです。
また、教会はまだクリスチャンではない方のためにも開かれているのです。
それは、教会を通してイエス・キリストにある素晴らしい救いと平安を受けとっていただくためであります。

ぜひ、あなたもこの素晴らしい救いにあずかって、いっしょに神様へ礼拝をささげてください。

『神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません。』

聖書(ヨハネの福音書4章24節)


『全地よ、主に向かって喜びの声を上げよ。喜びをもって主に仕えよ。
喜び歌いつつ御前に来たれ。知れ。主こそ神。主が私たちを造られた。
私たちは主のもの。主の民、その牧場の羊である。
感謝しつつ、主の門に、賛美しつつ、その大庭に入れ。
主に感謝し、御名をほめたたえよ。
主はいつくしみ深く、その恵みはとこしえまで、その真実は代々に到る。』

聖書(詩篇100篇1〜5節)

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